からあげとキラキラボール adventure story for 7-12 years children in Japanese featuring warm themes

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からあげとキラキラボール

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"いちか、弟のとうし、そしてトイプードルのからあげは、とっても仲良しな三人組。彼らには、虹色にキラキラ光るとっても大切な宝物がありました。それは「キラキラボール」です。"
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"「よし、公園で遊ぼう!」とうしが言うと、からあげは「ワン!」と嬉しそうに尻尾を振りました。三人のお気に入りの場所は、広くて緑がいっぱいの「ひだまり公園」です。"
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"「いくよ、からあげ!」いちかの声が響きます。とうしは力いっぱい、キラキラボールを空に向かって投げました。ボールは太陽の光を浴びて、七色に輝きました。"
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"キラキラボールは、今までで一番高く、遠くまで飛んでいきました。からあげは「ワンワン!」と元気に吠えながら、ボールを夢中で追いかけます。"
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"ところが、ボールはピューンと音を立てて、いつも遊ぶ広場を飛び越え、公園の端にある静かな森の中へと消えてしまいました。「あっ!」と二人は同時に声をあげました。"
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"「ボールを探しに行かなくちゃ!」とうしが言いました。いちかは「大丈夫、一緒に行こう!」と頷きました。からあげを先頭に、三人はドキドキしながら森の中へ入っていきました。"
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"森の奥で、三人はついにボールを見つけました。キラキラボールは、大きなきのこの上で、不思議な光を放っていました。近くの枝から、一匹のリスが興味深そうにボールを眺めています。"
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"体の小さなからあげが、そーっときのこに近づきました。そして、鼻先で優しくボールをつつくと、ボールはコロコロと安全な苔の上へと転がり落ちました。"
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"「やったね、からあげ!」いちかがボールを拾い上げると、とうしはからあげをぎゅーっと抱きしめました。からあげは嬉しそうにとうしのほっぺをペロリと舐めました。"
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"大切なキラキラボールを取り戻し、三人は夕日に照らされながら森を後にしました。ちょっぴり特別な冒険をした、最高に楽しい一日になりました。"
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