"ここは、木の枝でできた特別なサーキット。今日は、いろんなボタンの車たちが集まって、わくわくのレースが始まります。主人公は、まんまるい模様のボタンカー、「ブッチ」です。"
"「よーい、ドン!」の合図で、みんな一斉にスタート!ブッチと、おしゃれな模様のライバル「ボータン」が、すごいスピードで飛び出していきました。"
"最初のカーブがやってきた!ブッチは上手に体をかたむけて、ぐいーんとカーブを曲がっていきます。「この調子、この調子!」"
"まっすぐな道に出た途端、ボータンがぐんぐんスピードを上げて、ブッチの隣に並びました。「まけないぞ!」ボータンはあっという間にブッチを追い抜いていきました。"
"「待ってよー!」後ろからは、ピンク色のかわいいボタンカー「ピンキー」も一生懸命追いかけてきます。小さな体で、一生懸命枝の道を走ります。"
"次に見えてきたのは、木の枝でできたトンネルです。中はちょっぴり暗くて、ドキドキします。ブッチは勇気を出して、トンネルの中に飛び込みました。"
"先を行っていたボータンは、トンネルの中でガタガタと揺れて、少しスピードが落ちてしまいました。「うわっとっと!」"
"そのすきに、ブッチはトンネルをスムーズに通り抜けて、再びトップに立ちました。「やったー!ゴールはもうすぐだ!」"
"ゴールまであと少し!ボータンもあきらめません。最後の力をふりしぼって、ブッチの横にぴったりと並びました。二台はまるで、くっついているみたいです。"
"ゴール!ブッチとボータンは、ほとんど同時にゴールしました。でも、勝ち負けなんてどうでもいいね。みんなで一緒に走れて、とっても楽しかったね!"
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